台風21号の影響 2018年9月6日 >その他 >長岡京市北ポンプ場
近畿地方は大きな被害
9月4日の台風21号により近畿地方は、平成になってからは阪神淡路大震災に次ぐ被害が発生しました。すさまじい風により建物の倒壊、倒木が多くの地点で発生しています。大阪市内で最大瞬間風速47.4メートルが観測され、45メートル以上を観測するのは半世紀ぶりということでした。
信号の倒壊や南海電鉄・尾崎駅では火災も発生しました。
電柱の倒壊も多く、関西電力管内では218万戸以上が停電しました。(関西電力9月5日10:00発表データ)
当社発電所では
長岡京市の停電に伴い、長岡京市北ポンプ場マイクロ水力発電所の発電システムが自動停止しました。(9月4日 14時過ぎ)
停電時には、発電システムを系統電力網から切り離すことがルールとなっているための処置です。
(参考リンク:停電時には、発電システムを系統電力網から切り離します)
ただし、発電システムが停止しても、もう一本の経路に自動切り替えするため水の供給に支障はきたしません。
当社システムでは停電が発生しても、無停電電源装置(UPS)により電動弁が動作し、自動切り替えが行われます。
停電で止めた発電所は点検の上、すぐに再稼働発電中
台風が過ぎ去り安全になった翌日(9月5日)には、長岡京市北ポンプ場マイクロ水力発電所の再稼働を行いました。現在、順調に発電を続けています。
長岡京市は竹林で有名です。(このあたりがかぐや姫伝説の発祥とも言われています。)
発電所の周囲も竹林です。
台風の影響で竹が倒れて、道路は通行しにくい状態でした。発電所でも葉っぱが散乱していました。
ピット内を点検し、特に浸水もなく異常はありませんでした。システム制御盤も異常は認められず、再稼働を行いました。
なお、当社のその他5カ所のマイクロ水力発電所では幸い停電もなく、発電を続けております。