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西日本豪雨(2) >事例紹介

豪雨の影響

当社マイクロ水力発電システムが稼働中の長岡京市は、昔から水の美味しい所で有名だったそうです。市内には、天然水を使うビール工場もあるほどです。

水道水にも、京都府営水道の水と長岡京市の地下水をブレンドして供給しています。

今回の西日本豪雨により地下水の送水管で漏水があったようです。長岡京市上下水道部の懸命な努力により断水は、免れ、7月10日に緊急工事が実施されました。

次の図は、長岡京市の水道を簡単に示したマップです。漏水個所を×印で示しています。マイクロ水力発電所のある系統とは異なる東配水池への地下水送水ルートで発生しました。緊急工事の完了までは東配水池への地下水供給(ルート①)ができないため、東配水池へは京都府営水道からの水(ルート②)で供給が賄われました。

長岡京市水道系統図

京都府営水道からの長岡京市への水供給量には上限があるため、北ポンプ場には府営水道からの供給(ルート③)を一時的に減少させ、地下水の供給(ルート④)を増やすことで対応されました。このように長岡京市では、複数の水の供給源を用意し、不測の事態でも断水を起こさずに市民生活を守っておられます。

マイクロ水力発電所は府営水道から北ポンプ場への送水ルート(ルート③)に設置されているため、緊急工事に伴う府営水道水供給量の低下により一時的に発電量は低下しました。他方、豪雨後の定期点検では、今回の豪雨による発電システム(機器)へのダメージはありませんでした。マイクロ水力発電システムは、順調に運転を続けています。

豪雨後のマイクロ水力発電所の様子

今後も長岡京市様と連携しながら水道施設によるCO2削減貢献を続けてまいります。

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