こんなところにも適用できます マイクロ水力発電システム 2018年3月6日 >技術情報
未利用エネルギーが活用できる箇所例
水道施設における一般的な適用箇所は、高い位置の施設から自然流下で水が流れる低い位置の施設となります。我々も説明の際には、わかりやすいようにそういうケースを例示します。
そうした説明をしていると、
『ポンプアップしているから設置しても意味がないですよね』という質問をお受けすることがあります。
例えば、浄水場から単独の配水池にポンプで水を圧送している場合には、最低限のエネルギーで送っているはずなので、マイクロ水力発電システムを取り付ける意味はありません。
しかし、浄水場から複数の配水池にポンプで水を圧送している場合は、適用できる可能性があります。
この図のように浄水場から高い位置の配水池Aにポンプで水を圧送するケースで、途中の低い位置に配水池Bがあれば適用の可能性があります。配水池Aまで圧送するエネルギーに対し、配水池Bではそこまでのエネルギーが必要ありません。その高さの差分だけ余剰圧力が存在します。これを回収して電力に変換することが可能です。