刈谷市一ツ木配水場マイクロ水力発電所の不断水分岐工事 2021年8月5日 >事例紹介 >刈谷市一ツ木配水場
刈谷市一ツ木配水場マイクロ水力発電所のバイパス管敷設用不断水分岐工事を行いました
刈谷市一ツ木配水場では、マイクロ水力発電所の工事を進めています。
一ツ木配水場内の配水池への送水流入管部にバイパス管を新たに設け、発電システムを据付けます。バイパス管敷設のために不断水分岐工事を行ったので、その様子をご報告します。
不断水分岐工事は、配水池への水の流入を止めることなく(つまり、断水することなく)、既設本管に穴を開け、分岐する工事です。今回は、下図の赤色で囲った部分で、バイパス管敷設用の不断水分岐工事を行いました。写真中の管が、送水中の既設本管です。
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不断水分岐工事の様子
不断水分岐工事の準備のようすです。送水管に割T字管を取り付け、仕切弁および穿孔機を順番に取り付けます。
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穿孔機の取り付けが完了したら、穿孔機のカッターを前進させ、既設送水管に穴を開けます。穿孔の際の切屑は、既設本管側が有圧であるため、外部に排出されます。穿孔が終わると、穿孔機のカッター部を戻し、仕切弁を閉じます。
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これで不断水分岐工事は完了です。この仕切弁を開けると通水することになります。
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不断水ストッパー取付工事
発電システムへのバイパス管路に水を流入させるため、既設送水管の2カ所の不断水分岐の間に止水用のストッパーを入れる必要があります。ストッパーの取り付けも不断水で行いました。
先の不断水分岐工事と同じように送水管に割T字管を取り付け、作業用仕切弁および穿孔機を順番に取り付けます。穿孔機の取り付けが完了したら、穿孔機のカッターを前進させ、既設送水管に穴を開けます。ここで作業用仕切弁を一旦閉じ、穿孔機を取り外します。
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次にストッパーを挿入機に取り付けた状態で作業用仕切弁に設置します。作業用仕切弁を開け、挿入機のシャフトを下げて、ストッパーを挿入し固定します。ストッパーが固定されれば、作業用仕切弁を取り外します。
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これで止水用のストッパーの取り付けが完了しました。
この後、発電システム用の地下ピット(下写真)への配管つなぎこみを行っていきます。
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