水道施設での発電|浅麓水道企業団追分調整池にマイクロ水力発電所を設置いたします 2019年12月12日 >事例紹介 >浅麓水道追分調整池
浅麓水道企業団追分調整池にマイクロ水力発電を導入します
浅麓水道企業団様では、環境にやさしい水道システムの構築を目指し、マイクロ水力発電の導入促進などの再生可能エネルギーの活用を検討されてこられました。
このたび、浅麓水道企業団追分調整池(長野県北佐久郡軽井沢町)において、未利用エネルギーを有効活用したマイクロ水力発電事業を当社との官民共同で実施いただくこととなりました。
当社は、追分調整池にマイクロ水力発電システムを設置した上で、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(平成23年法律第108号)」(再エネ特措法)に基づき、発電した電気を電気事業者に売却いたします。浅麓水道企業団様へは、発電量に応じた施設利用料をお支払いいたします。
マイクロ水力発電を導入する追分調整池のようすです。
追分調整池マイクロ水力発電の概要
追分調整池マイクロ水力発電所は、浅麓水道企業団西区調整池から追分調整池へ流下する水の余剰エネルギーを有効活用いたします。両調整池の間には、約80mの落差が存在します。管損失などを考慮すると約42mの有効落差があるものとみられます。
追分調整池への流入流量は、約10,230㎥/日(平成30 年3 月1 日から平成31 年2 月28 日までの平均値)で、時間当たりでは340~500㎥となります。
これらの有効落差と流入流量を利用して発電いたします。年間198MWhの発電量が期待でき、年間91トンのCO2削減を予想しています。
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追分調整池への流入管路から分岐して御代田町へ給水しているため、 御代田町への給水の圧力として0.3Mpa 以上確保することが条件となっております。 御代田町への給水圧力を確保するため、追分調整池マイクロ水力発電所では、発電システム上流の圧力を一定値以上に保つ、1次圧制御を導入いたします。これは、当社発電システムのインバータ制御を活かしたものです。
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追分調整池マイクロ水力発電所の完成イメージ
追分調整池マイクロ水力発電所の完成イメージです。地下の流入管を立ち上げ、地上に発電機室を設けます。発電機室には、当社22kWクラスの発電機を導入いたします。
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2020年度上期に竣工の予定です。