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水道施設での発電|江南市下般若配水場にマイクロ水力発電所を設置いたします >事例紹介

江南市下般若配水場にマイクロ水力発電を導入します

愛知県江南市は、濃尾平野の北部、木曽川の南岸に位置する名古屋市のベッドタウンで、人口10万人あまりです。「江南」という名前は、木曽川を中国長江(揚子江)に見立てて名づけられたそうです。

江南市位置

江南市環境基本計画では、「みんなでつくる持続可能で快適な生活環境都市」 の実現を目指しておられます。率先的に地球温暖化対策に取り組むとともに、市民、事業者に対し、省エネル ギー行動の普及促進、環境への配慮の啓発などを行い、地域全体で省エネルギー・省資源を 進め、低炭素社会の構築を目指すことが示されています。

その一環として、下般若配水場の管路を流れる浄水の余剰エネルギーおよび下般若配水場内の土地の一部を小水力発電事業を実施する事業者に提供し、再生可能エネルギーの有効利用を推進することとなり、当社マイクロ水力発電システムを設置させていただくこととなりました。

下般若配水場マイクロ水力発電の概要

江南市水道事業では、自己水源から取水した原水を塩素滅菌による浄水処理を行ったうえで、受水した県水と併せて需要者に供給されています。今回のマイクロ水力発電は、県水受水点である下般若配水場で行います。

県水供給元である犬山浄水場から下般若配水場までの約64mの落差を活用いたします。落差エネルギーのうち、下般若配水場への流入に必要なエネルギーを除いた余剰エネルギーを有効活用し、マイクロ水力発電を行います。

下般若配水場マイクロ水力発電所の概要

下般若配水場への水の流入量は、平均880㎥/hです。総落差から管損失などを引いた有効落差は、約44mを想定しております。発電出力は62kWの予定で、年間発電量は341MWhを計画しております。

設置場所(ポンプ室)の写真とマイクロ水力発電機の設置イメージです。

下般若配水場マイクロ水力発電所の設置イメージ

2021年度中に発電開始予定です。
江南市様が目標とされる「みんなでつくる持続可能で快適な生活環境都市」 の実現に貢献できるよう努めてまいります。

 

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