吹田市佐井寺配水場 2019年6月18日 >事例紹介 >吹田市佐井寺配水場
吹田市佐井寺配水場
マイクロ水力発電設備の導入を予定しております吹田市佐井寺配水場は、平成3年に築造された配水場です。計画給水人口55,000人で、タンク容量は9000㎥(1池)となっています。平成23年には、耐震化工事も完了しています。
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佐井寺配水場は、災害時の給水拠点
佐井寺配水場は、災害時の給水拠点となっています。
大きな地震が発生し、断水になった場合にも、ここへ来れば、ペットボトルやポリバケツに応急給水を受けられるようになっています。
災害に伴う断水に備え、配水池は必ず一定量の飲料水を確保するように運用されています。
配水池から水を供給する配水管(流出側)には、緊急遮断弁がつけられており、地震により一定規模(震度5程度)以上の揺れを感知すると、自動的に緊急遮断弁が作動し、配水池から水が流出しないようになっています。
佐井寺配水場では、配水池水位が常に11~16mとなるように運用され、災害時の飲料水確保に努められています。
ちなみに吹田市全体では、災害時にも最大17,740㎥の水が確保されるようになっているそうです。
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水力発電に利用できる落差
海抜105mの位置にある浄水池から海抜63mの佐井寺配水場まで水は自然流下してきますが、配水池水位が、11~16mで運用されていますので、その分利用できる落差は減ります。
途中の管路損失などもありますので、最終的に水力発電に利用できる有効落差は21m程度となります。
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