水道施設での発電|東海市東海ポンプ場にマイクロ水力発電所を導入いたします 2021年6月10日 >事例紹介 >東海市東海ポンプ場
東海市東海ポンプ場にマイクロ水力発電を導入します
愛知県東海市は、名古屋市の南に位置する人口11.5万人のまちです。中部圏最大の鉄鋼基地をもつ「鉄鋼のまち」として有名で、鉄の出荷額は日本一ということです。
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このたび、東海市東海ポンプ場において、エネルギーの有効利用を進めることを目的とし、マイクロ水力発電を導入いただくこととなりました。
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東海市様は、環境ビジョン「未来につなぐ 美しいふるさと東海」の実現をめざし、様々な環境施策を展開されています。
その一環として、東海市さまと当社は、東海ポンプ場へのマイクロ水力発電の導入について協定を締結しました。民間活力を活用いただき、東海市様の上水道施設への再生可能エネルギーの導入を推進し、環境負荷低減を図ってまいります。
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東海ポンプ場マイクロ水力発電所の概要
愛知県企業庁上野浄水場から東海市さまが所有する東海ポンプ場に接続する管路で生じる受水圧力と運用圧力から生じる「余剰エネルギー」を活用し、マイクロ水力発電事業を行います。
平均流量は990㎥/hで、有効落差は21mを想定しています。
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当社は、自らの出資により発電設備の設置、維持管理及び事業運営を行います。東海市さまに対して、余剰エネルギーの提供を受けることによる対価及び設備設置に伴う用地の使用料をお支払いします。
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東海ポンプ場マイクロ水力発電所の設置予定場所の写真です。
発電出力は35kWで、年間発電量は233MWhを想定しております。一般家庭72世帯分の電力量を生み出します。電力のCO2排出係数を0.000518(t-CO2/kWh)とした場合、年間約120トンのCO2削減に貢献いたします。
東海ポンプ場マイクロ水力発電所は、2021年度上期の稼働を目指し工事を進めています。