水道施設での発電|矢板市寺山浄水場にマイクロ水力発電所を設置いたします 2019年7月23日 >事例紹介 >矢板市寺山浄水場
矢板市寺山浄水場にマイクロ水力発電を導入します
矢板市様と当社は、水道施設の落差による位置エネルギーを利用したマイクロ水力発電事業を矢板市寺山浄水場にて実施いたします。
矢板市環境基本計画では、循環型エネルギー社会の実現に向けた施策の一つとして「公共施設への再生可能エネルギー施設の導入によるやいた再生可能エネルギー都市の創造」が掲げられており、本取り組みはその一つとなります。
当社は、矢板市様より寺山浄水場の土地を一部借り受け、当社負担によるマイクロ水力発電設備の設置およびマイクロ水力発電事業運営を行います。当社から矢板市様へは、水の余剰エネルギーの使用および土地使用等に対する対価をお支払いいたします。
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寺山浄水場におけるマイクロ水力発電概要
上流の寺山ダムから寺山浄水場へ導水される水の余剰エネルギーを活用して発電を行います。寺山ダムと寺山浄水場には、64.6mの高低差があり、送水量により有効落差は変化しますが、30~50mの有効落差を利用します。水量は、200~360㎥/hとなります。
寺山浄水場マイクロ水力発電所での年間発電量は、140MWhを想定しております。電力のCO2排出係数を平成28年度全国平均係数(0.000518(t-CO2/kWh))として、年間72トンのCO2削減に貢献いたします。
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矢板市役所で協定調印式を行いました
2019年7月23日 矢板市役所にて「再生可能エネルギー導入(小水力発電)事業に関する協定」の調印式を行いました。
齋藤市長(写真左)からも、矢板市の負担なく再エネ導入できることや売電収益の還元への期待のコメントをいただきました。
当社としても、今回の取り組みを通して、矢板市様の環境将来像<環境文化都市やいた 人・自然・協働 みんなで創る 未来へつなげる>に寄与してまいります。
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2019年7月30日の毎日新聞地方版でも掲載されました。